2023年もいよいよあと少し…
年末になると、今年一年を振り返る機会も多くなるかと思います。
私も今年一年を振り返って、できたこと・できなかったことが思い浮かびますが、ふと、そういった「項目」ではなく、今年一年、懸命に生きた自分自身をねぎらいたい思いが湧いてきました。
こういった、自分への思いやり、優しさ、ねぎらう気持ちを「セルフ・コンパッション」と言い、臨床心理学の中で近年色々な研究がなされ、心身の健康や幸せにいかに有益であるかが証明されてきています。(『マインドフル・セルフ・コンパッションワークブック』クリスティン・ネフ、クリストファー・ガーマー著 冨田拓郎監訳 星和書店より)
『マインドフル・セルフ・コンパッションワークブック』では、「自分自身へのコンパッションを持ちながら自分に接すると物事が変わり始め、内面や外面の不完全さはあっても、自分自身と自分の人生を大切にできるようになり、さらに力強く生きていくための強さを自分自身に与えることができるようになる」(要約)とあります。
私たちは、どうしても「足りない部分」や「もっとできる部分」に目がいってしまう習性がありますよね。
それはそれで、「生き抜いていく」ために必要なものだと思います。
けれど、それだけではなく「いかに生きていくか」も大きなテーマとなる今の時代。
自分自身を親友として接してみるとどんな言葉をかけるかな?
「今年一年、ほんとよくがんばったよね!」「おつかれさま!」
肩を叩いてねぎらったり、ハグをしてみたり。
ぜひ一年の締めくくりに、自分自身をねぎらう気持ちや励ます気持ちを感じてみる時間をあげてみてほしいなぁと思いました。
それはきっと知らず知らずのうちに、みなさんの中にもやさしく波打ってる気持ちなんじゃないかなと思います。
みなさま、今年一年おつかれさまでした。
そして、ありがとうございました。
また、来年もそれぞれらしく過ごせますように。
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