今年の3月11日で、東日本大震災から13年になりました。
犠牲になられた方々に改めて哀悼の意を捧げるとともに、生き残られた方々の今を思うと、このことを風化させたくない気持ちが湧いてきます。
私は、震災の時は関西に住んでいたので揺れを感じる程度で済み、影響をそこまで感じずに生きてきました。
しかし、その時のことを思い返すと、本当は初めての妊娠中で、怖くて不安だったことを思い出しました。
被災地の方々の大変さを思うと、自分の不安を口にすることは不謹慎なように感じて、今までずっと気持ちを押し込めていたのです。
「怖かったね、不安だったね。よく頑張ったね。ちゃんとお腹の生命を守れたよ」
その時の感情を感じ直し、当時の自分にそう伝えてあげると、ほっとして、体と心がとても楽になりました。
「もっと大変な人がいるから」と、つい自分の気持ちを押し込めてがんばる時があります。
それはそれで、その時必要だったこと。
でも、ずっと押し込め続けるのではなくて、安全な時に安心できる場所で、押し込めてきた本当の気持ちと出会い解放してあげることで、もっと自分らしく人生を歩いていくことができるのではと思います。
芽生のカウンセリングをそのように利用してもらうこともできます。
あなたのどんな感情も、かけがえのない大切なものです。